フロントガラスのコーティングですが「ワイパーがあるのにコーティングまでする必要あるの？」と疑問をいだいている方もいらっしゃると思います。
しかしながらフロントガラスに撥水コーティングをすると、水はじき効果が高くなります。
そのため、ワイパーの速度を1段落とすことも可能です。
それに一番怖いのは、夜間運転です。
フロントガラスが汚れていると、対向車のライトがギラギラ反射して、前方が見えにくくなることがあります。
今回はフロントガラスのコーティングについてご紹介します。
フロントガラスのコーティングって何種類あるの？
フロントガラスのコーティングは「自分ではコーティングをしていなかったけれど、車検時に業者さんがコーティングしておいてくれた」というケースもあります。
それでその驚くべき撥水効果に感動して、それ以来使い続けているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなフロントガラスコーティングですが、大きく分けるとシリコン系とフッ素系のコーティングの2種類があります。
どちらも撥水効果があるのですが、それぞれの具体的な特徴や効果についてご紹介します。
シリコン系コーティング
シリコン系のコーティングは、フッ素系コーティングよりも撥水効果がより高いというメリットがあります。
またメーカーにもよりますが、一般的にはフッ素系よりも安価な商品が多くあります。
その代わりフッ素系よりも、持続効果の期間が短いというデメリットもあります。
フッ素系コーティング
フッ素系コーティングも撥水効果が期待できますが、シリコン系よりも撥水効果が若干劣ります。
しかしながらフッ素でコーティングするため、水はじきが良くなるだけでなく、油分や雨シミ等の汚れが付着しにくくなるというメリットもあります。
そして、シリコン系よりも持続効果も長くなります。
いずれにしても撥水効果や持続効果、価格等を考慮しながら、どのタイプにするかをご自分で判断するのが一番だと思います。
二層コーティング
シリコン系もフッ素系もいずれの場合も長所と短所があります。
そのため近頃では、シリコン系とフッ素系の良いとこ取りをした二層コーティングという商品もあります。
その大まかな特徴ですが、下地は硬化タイプのフッ素系コーティングになります。
それによって、耐久性が高くなります。
そしてその上に、水はじきの高いシリコン系コーティング剤で覆うというのが二層コーティングの特徴です。
フロントガラスコーティングの注意点
シリコン系もしくはフッ素系、あるいは二層タイプ等、いずれのコーティングをする際にも注意点があります。
それはコーティング前に、必ずフロントガラスについている汚れや油膜・水アカを取り除いておかないといけないということ。
それができていないと、せっかくコーティングをしても剥がれやすくなります。
そして水はけの面でも、本来の効果が発揮できなくなります。
油膜が付着すると、例えワイパーを使用しても雨がきれいに取り除けません。
その上フロントガラスが油膜でギラギラするので、昼間の運転でさえ視界が悪くなります。
さらに夜間の運転ともなると、対向車のライトで視界がゼロ近くになってしまうことさえあります。
そこで、コーティング前のフロントガラスの洗浄についてご紹介します。
フロントガラスの油膜の落とし方
フロントガラスの油膜の多くは、排気ガスから排出された油分が付着するからです。
しかも一度ついた油膜は、濡れ雑巾で拭きとる程度ではそう簡単に落ちません。
なぜなら、水と油とは混ざり合わない性質があるからです。
そのため、カー用品店に売られているようなフロントガラスの油膜落としを使用します。
あるいは台所用の中性洗剤でもOKです。
ちなみに台所用の中性洗剤は、油がコッテリついたお皿でもきれいに洗い流してくれますからね。
フロントガラスの水アカの落とし方
上述した油膜と同時に、しつこいフロントガラスの汚れに水アカがあります。
この水アカは、フロントガラスに浮き出る白い模様のような汚れをいいます。
おまけに魚のウロコのようにも見えるので、通称ウロコとも呼ばれています。
こうした魚のウロコのように見える水アカは、水道水に含まれている炭酸カルシウムやケイ素・カルキなどが原因だといわれています。
この水アカも、油膜と同様に雑巾でゴシゴシ洗ってもそう簡単には落ちてくれません。
従って、カー用品店にあるような専用の水アカクリーナーがオススメです。
まとめ
フロントガラスコーティングの効果やコーティング剤の種類、注意点等のご紹介をしました。
しかしながらコーティングをするには、事前に洗車が必要ですし、手間がかかります。
忙しい方や自分でコーティングをするのが心配な方は、プロの業者にコーティングやコーティング前の下地処理を任せると安心です。
また持続効果についても、素人がするよりも断然持続効果が長くなるので断然おすすめです。
