コーティングは、ワックスのように車にかけただけでは意味がありません。
さまざまな悪路、環境でも、塗装をしっかりと守るコーティング
コーティングは、何よりも長持ちするというのが特徴であり、大きな魅力です。ガラスコーティングを含むコーティングは、別のページでもお話ししたように、JIS規格による厳密な基準も設けられています。
コーティングから見た塗膜の劣化
さて、コーティングが必要である意味、つまり塗装そのものや皮膜などの劣化は、どのようにして起こるのかご存知でしょうか。
ボディの劣化は外部的なモノが主な要因
劣化の原因とは、外部環境の観点から見るとさまざまあります。まず塗装が汚れる原因では酸性雨、紫外線、当然ながら排ガスは跳ねた砂や小石などがあります。それらがボディに直接当たり、傷をつけるというものです。
もし塗膜面に何も塗らずに走り続ければ、ボディの塗装はどんどん剥げ落ち、劣化していきます。しかし、ワックスやコーティングをすれば、UVカット剤などが配合されているため塗装の劣化などからきちんと保護してくれます。特にガラスコーティングは、強固な被膜を構築します。
コーティングの皮膜自体も損傷することはあります。
特に砂ぼこり、小石などが速い速度で当たる、風などにあおられて当たると皮膜が削れてしまいます。削れるということは持続時間が短くなり、次のコーティングまでのスパンも短くなるということでもあります。
例えガラスコーティングを行っていてもお手入れは必要
コーティングは一度行えばしばらくの間は洗車だけで十分ですが、何もしなくてもいいというわけではありません。車のボディの汚れが目立ってきたら、すぐに洗車をしましょう。コーティングという施工は確かに、車のボディに非常に強固な被膜を生成しますが、まったく洗車の必要がなくなるというものではありません。
コーティングに対する誤った認識
塗装を傷めないようにする一番の方法は「洗車も何もせずにそのまま乗り続けるコト」と思われる方もいらっしゃるようです。ですがこれは全くの俗説。コーティングの有無にかかわらず、洗車は車のお手入れとして基本中の基本です。必ず行わなければならない、ボディメンテナンスだといえるでしょう。
コーティングを長持ちさせるには洗車が有効
逆に言うと、ガラスコーティングは「洗車を楽にするための一策」だととらえてください。コーティングを施しさえしていれば、車の表面につく汚れなどの不純物を極力防ぐことができるので、洗車が驚くほど楽になります。ガラスコーティングを愛車に施されたお車にお乗りでしたら、定期的に洗車を行うようにしましょう。洗車時に水がボディ上面を「滑らかに流れる」「玉のようにはじく」感覚を、是非味わってください。
コーティングの下地作りが大事
また、コーティングは塗る際の下地作りも、持続性を高めるために非常に重要になります。詳しいことは、ここでは別のページでご紹介しますが、走る際の環境ではなくその前の要因も大きなポイントとなります。
