コーティング

ヘッドライトのコーティングを長持ちさせるには?

車のボディやタイヤやホイールは定期的に洗ってしっかりお手入れしているけど、ヘッドライトのお手入れは後回しにしているという方は多いのではないでしょうか?
そもそも、ヘッドライトに特別なお手入れが必要なことを認識していない方が多いのが現実です。

ここではヘッドライトへのコーティングを長持ちさせることをメインに、ヘッドライトのお手入れ方法について解説します。

ヘッドライトにコーティングを施すメリット

車体にコーディングを行うことにより、ボディの輝き感が増し、さらに傷や汚れがつきにくになるというメリットを得ることができます。
新車を購入する際に、ディーラーにお願いして納車前にコーディングしてもらう方も少なくありません。
コーティングをしてもらえば、もちろん追加料金が発生するわけですが、実は最近では多くの新車に納車時ヘッドライトコーティングが施されています。
したがって、ヘッドライトに関してはわざわざ追加料金を支払ってコーティングしてもらう必要はないこととなっています。

ただし、3年も経てばヘッドライトコーティングは剥がれてしまうため、新車だからコーディングが必要ないというわけではありません。
もちろん中古車を購入する場合は、ヘッドライトコーティングを施すことをおすすめします。
ヘッドライトにコーティングを施すことにより、透明感が増してフロントマスクをより引き締めてくれるメリットがあります。
何よりも、ヘッドライトに透明感を与えることにより、光の透過性をアップさせ安全運転につなげることができます。

現在発売されている車のほとんどには、ヘッドライトにプラスチックの一種であるポリカーボネートのカバーがついています。
ポリカーボネートはとても強度が高いことが利点ですが、樹脂であるため熱や紫外線に弱く、ガラスと比較しても汚れがつきやすいというデメリットがあります。
ガラスと違ってヘッドライトカバーが黄ばみやすく、くすみの原因となるのです。
何もしないで放置しておくと、視認性が悪くなり大事故を引き起こすことにもつながりかねません。

ヘッドライトコーティングをDIYで行う方法

ヘッドライトのコーティングはDIYで行うことができます。
ホームセンターやカー用品店に行けば、ヘッドライト用のコーティング剤がたくさん販売されていて、その種類は豊富です。
ここでは、ヘッドライトコーティングをDIYで行う方法を紹介します。

ヘッドライトがすでに汚れている場合は下地処理が重要

ヘッドライトへのコーティングを考えるということは、すでにヘッドライトが黄ばんでいたりクスミが目立っているからでしょう。
どのコーティング剤を選ぶかも大事ですが、ヘッドライトをもともともクリアな状態にするためには下地処理がもっとも重要となります。

まずはヘッドライトカバーに付着した汚れを、カーシャンプーなどを使用してキレイに除去することからはじめますが、これだけで汚れが落ちないこともあります。
黄ばみやくすみは研磨をしなければ落ちないケースが多く、市販されているコンパウンドが含まれたヘッドライトカバー用のクリーナーによる汚れ除去が必要です。

劣化したコーティングには耐水ペーパーがおすすめ

今では、ほとんどの新車のヘッドライトカバーにコーティングがなされていることを前記しました。
しかし、劣化したコーティングの表面は、粗いコンパウンドが含まれたクリーナーでなければ十分な効果が得られない場合があります。
それでも効果が得られなければ、耐水ペーパーがおすすめです。
黄ばみやくすみの程度がひどければ、粗めのペーパーが必要となります。
はじめは300番くらいを使用して、様子をみながら500番程度を選択し、仕上げは1000から3000番まで細かくしていきます。

ヘッドライトコーティングを長持ちさせるポイント

ヘッドライトに施したコーティングを長持ちさせるには、黄ばみやくすみの原因となる紫外線や、虫や飛来物など傷や汚れの原因となりやすい高速道路の走行を避けることが効果的です。
ただし仕事で毎日車を運転する方にとっては、これらは現実的な手段ではありません。

ヘッドライトコーティングを長持ちさせるにはプロに任せよう

新車に近くほとんど汚れがない状態であれば、素人がDIYでコーティングをしても仕上がりに大きな差は出ません。
しかしプロのコーティングは、仕上がりはもちろんですが、その後の強度も耐久性もまったく異なります。

市販のクリーナーで落とせる汚れや黄ばみならまだしも、やすりでヘッドライトを研磨する作業は素人には荷が重く、上手にできる方は限られてしまいます。
やすりの後の研磨剤やポリッシャーを使用する作業も、最終的にコーティング剤を塗布する作業も、素人にはかなりの難しいのが現実です。

これらをきちんとできなければ、正しいコーティングができずに余計に劣化を早めてしまうことにもなりかねません。
さらに、ヘッドライトコーティングを長持ちさせるには、コーティング剤の選び方もポイントで、プロならそれを間違えることもありません。

まとめ

新車のときには透明で輝いていたヘッドライトも、時間が経てば黄ばみやくすみが出てしまい、きちんとお手入れを行わないと最悪大きな事故につながってしまいます。

ヘッドライトコーティングは素人がDIYで行うことも可能ですが、安易に手を出すと劣化を早めてしまうことにもなりかねません。
プロに任せることにより、ヘッドライトコーティングを長持ちさせるコツも認識していますし、技術力も素人とは比べ物にはなりません。
費用を抑えるためにDIYを選択して、結果的には多少初期費用が高くなってしまったとしても、長持ちさせられる分プロに任せた方がお得になる可能性が高くなります。

ヘッドライトのきれいな状態を維持するためにも、プロによるコーティングを検討しましょう。