これまで、数多くの名車を世の名に送り出している国内大手自動車メーカー「ホンダ」。
ホンダのディーラーでは、もちろん修理やメンテナンスにも対応しています。
ここでは、ホンダが提供しているコーティングに注目して、気になる価格や特徴などを紹介していきます。
ホンダのコーティングの価格
早速、気になるホンダのコーティングの価格から説明します。
価格はコーティングの種類と車種によって大きく変わってきます。
ボリマーコーティングなら2万円から
ポリマーコーティングとは、シリコンやフッ素から成る溶液によってボディーやパーツに被膜を形成させるものです。
車体に美しいツヤを出し撥水性が得られ、傷を目立たないようにしてくれなどのメリットがあります。
また、後で説明するガラスコーティングに比べると料金も安いことが特徴で、車体が小さい軽自動車であれば2万円程度でコーティングすることができます。
中型車のシビックやフィットなどでも2万5千円程度、フリードやインスパイアレベルの車で3万~3万5千円程度で施工可能となっています。
さらに、車体が大きなオデッセイやステップワゴンなどになると、およそ4万5千円~5万円となっています。
ホンダ車にはガラスコーティングがおすすめ
ガラスコーティングとは、シリカ材を使用して車の塗装面をコーティングする技術。
その名前の通り、ガラスのような輝きと高い耐久性をもたらすことができます。
実は、ホンダの塗装は柔らかくて弱い特徴をもっていると言われています。
錆や紫外線や酸性雨に対する強さに関しては、他社の車と遜色ないのですが、塗装の硬度が低いことから「傷がつきやすい」「ツヤがなくなりやすい」とされています。
このような特徴をもつホンダ車には、多少費用は高くついてもガラスコーティングがおすすめです。
ガラスコーティングの中にもグレードがあり、当然ですがグレードが上がるほど施工費も高くなります。
ホンダでは、少しでも安く車をコーティングしたいというユーザーの声に応えて、ガラスコーティングに幅広いグレードをラインナップしています。
しかしガラスコーティングとなると、軽自動車でも8万円程度から。
インスパイアレベルになれば11万~12万5千円、ステップワゴンなどのワンボックスともなると、15万~17万円の費用が必要です。
コーティング後の注意点
コーティング後は、極力ガソリンスタンドなどの洗車機は避けて、手洗い洗車を心がけましょう。
どんなにコーティングで車に輝きをもらせたとしても、必ず定期的な洗車は必要です。
特にガラスコーティングをした車は、特有のクリスタルのような輝きを放っています。
しかし動洗車機にかけてしまうと、そこに設置されているブラシでコーティングを剥がしてしまい、細かい傷をつけてしまうこともあります。
そうなれば、洗車機に入れる度に輝きが失われ、コーティングの寿命を大幅に縮めてしまうことになります。
なるべく洗車機は使わない方がいいわけですが、どうしても利用する場合は必ずコーティングしてから1~2ヶ月程度期間を置いてください。
その理由は、ガラスコーティングがしっかり硬化するまでにはその程度の時間が必要だからです。
その前に洗車機にかけてしまうと、寿命が短くなるばかりか、表面にムラができる可能性も高めてしまいます。
コーティング後のメンテナンス方法
せっかく高いお金を出してコーティングしたのですから、正しいメンテナンス方法を覚えて効果を長持ちさせてください。
炎天下の洗車は避けよう
コーティング後のメンテナンス方法として、定期的な洗車が必須です。
手洗い洗車が基本ですが、その際には炎天下を避けなければいけません。
洗車には洗剤などを使用しますが、炎天下で洗車を行うと車にかけた水や洗剤がすぐに蒸発することになります。
そうなると、洗剤に含まれている成分や水の中のカルキが車体に残留してしまい、シミができやすくなります。
汚れはなるべく早めに取り去ろう
コーティングをすると、車体にゴミやホコリをつくことを予防できます。
それでも屋外を走行していれば、汚れもつきます。
鳥の糞や花粉や黄砂や鉄紛や虫の死骸など、車にはいろいろなものが付着します。
付着物はいずれも、コーティング剤にも車体そのものにもダメージを与えます。
それを防ぐためには、できる限り早めに汚れを取り去ることをおすすめします。
まとめ
塗装が柔らかくて弱い特徴をもつホンダ車には、ガラスコーティングがおすすめです。
ホンダのガラスコーティングには複数のグレードが用意されていて、車体の大きさによっても施工費はかなり変動します。
コーティング後は、極力洗車機に入れることは控えて、手洗いをおすすめします。
また、炎天下での洗車はしないようにして、車体に付着した汚れをできる限り早めに取り去ることを心がけることが、正しいメンテナンス方法となります。
コーティング後にどのように車をケアするかによって、キレイに仕上げたボディーの輝きを長い間維持できることになり、メンテナンス費用の節約にもつながります。
また、コーティング費用を節約したい場合はディーラーで行うとどうしても割高になってしまう傾向にあります。
費用を抑えるためにはDIYでという方法もありますが、そうなると上手く施工ができないなどの多くのデメリットも生じてしまいますので、コーティング専門店の利用がおすすめとなります。